2024年5月29日、東北大学片平キャンパスにて第4回目のCILP Studyシリーズが開催されました。今回のテーマは「国際裁判所の事項的管轄権」で、国際裁判がいかなる事項について判断を下すことのできるのかについて、山下学術研究員が報告を行いました。
山下学術研究員は、「国際裁判における付随的管轄権―事項的管轄権の拡張可能性とその問題点―」と題して、国際裁判所が判断を下すことのできる事項の範囲について、近年の判例を基にした分析結果を報告しました。
報告後の討論では、国際裁判所の判断事項の範囲がどのように決定されるか、その根拠、さらに範囲を拡張することにより生じる問題点などについて活発な議論が行われました。